左写真が、コンパクトデジカメの1倍広角(フィルムカメラ換算:35mm)
右写真が、3倍望遠(フィルムカメラ換算:105mm)
幻の蕎麦と言われる富倉そば。雪深い新潟との県境、長野県飯山市富倉地区で食べられていたそば粉だけを使い僅かなオヤマボクチ(雄山火口)と言われるヤマゴボウの葉の繊維だけをつなぎに使った富倉そば。今までに飯山市の富倉そばはほとんど食べたて来た。その中では、戸狩温泉スキー場のゲレンデ下に有る「すえひろ」が蕎麦の茹で加減、のどごしともに一番美味しかった。今年も1月に食べに行ったが、蕎麦の切り方は今までよりは雑だったが、これはスキー客が多くて忙しいからだったのかも知れない。味は良かった。
地元富倉地区の蕎麦打ち職人が、川崎市多摩区の久地駅近くの府中県道沿いで、「とみくら」と言う富倉そば専門店を出している。飯山市以外ではほとんど口にすることが出来ないこの幻の蕎麦であるがこれがまた絶品なのである。腰の強さと言い、歯触り、のどごし、包丁の入れ方すべての点で今まで食べてきた富倉そばの中で一番である。毎週1度は食べに来てすでに1年半になるがお気に入りの蕎麦屋さんの中でも今は、ここが一番気に入っている。
今までに何人かの、シェフや調理人を案内しているが、一様に評価は高かったので自分の感性にまた自信を持った次第です。