首が伸びる/万治の石仏
紅葉を求めて八ヶ岳に行った帰りに、諏訪湖のそばにある諏訪大社下社春宮に参拝に行きました。 そのすぐそばの山裾に、テレビのワイドショーで見たことのある首の伸びる万治の石仏を見つけた! 伝説によると、石の大鳥居を造る為にこの石仏を材料にしようとノミを入れたところ、傷口から血が出てきたため職人達は祟りをおそれ彫るのをやめた。 その晩に職人達が夢枕で上原山に良い石材があるという夢を見て、その山に行き探したところ見つけることが出来、職人達はこの石仏を阿弥陀如来としてまつった。 この石仏は芸術家の岡本太郎が訪れて大絶賛したことにより有名となったそうです。 1991年に一度頭部が落下しており支柱で固定し修複したが、その後ある写真家が毎年撮った写真を見たところ、首が伸びている事が分かり2007年にテレビ番組で紹介され観光客が増えた。 首が伸びた原因は、以前の修複時につけた支柱に水が溜まり、氷になって斜めになり、その繰り返しで頭部が上昇したとされる。修復前に測定したところ、正面で4cmで左右は6~7cm上昇していたと言う。
投稿者 poppo : 2011年10月27日 23:54